ゴーストライダーは今日も元気に刈り取る

アメコミヒーローを題材にした実写映画は頻繁に公開されている。ゴーストライダーやスーパーマン、バットマンを始めとしたヒーローたちの活躍はファンにとってはたまりません。そうした中で地味に気になるのが、その強さだ。このサイトではそんな大人気なアメコミヒーローの強さについて考えてみます。

アメコミヒーローの人気実写化

コミックスを実写映画化が決定!! という話を耳にすると、大体日本の場合はほぼ圧倒的に否定的な意見が集まる。最近でいうと国内で5,000万部近く発行部数を上げた『鋼の錬金術師』がまことしやかに実写化が進行しているという話を耳にしますが、爆死以外の結果しか見えてきません。そもそも日本の作品を実写化するとなったら相当博打だろうとほとほと思うことがある。それでも映画にするのは色々な利権を巡ってのことなのだろうが、最近では進撃の巨人を実写化して一部のキャスト除いて大批判が集まり、また近日公開される予定のテラフォーマーズに至っては進撃の巨人を超える『駄作』になるだろうとまで予見されている。

実写映画化が悪いわけではない、実際に非常に恵まれた作品も見られるからだ。例えば井上真央さんと松本潤さん主演で放送されたドラマ・映画『花より男子』は何度か映像化されているものの、このお二人の作品ほど強烈なヒット作はなかったほどの、国民的ヒットを記録する。例えば多部未華子さんと三浦春馬さん主演の『君に届け』は、純愛ストーリーとしてコミックスで『これは絶対に実写化すべき作品!!』とまで言われていたものです。こちらの二作品、共に模範的な実写映画化の成功例といえるでしょう。

日本では批判的な姿勢しか見られないのは、色々な問題が絡んでいるためだ。一概に駄作と罵られる作品しかなければ、片や予想を遥かに超えて凄い良作だと原作も含めて高い評判を得るケースもあります。この国の映画については世界方々でも批判されることが多く、近年では海外の批評家たちから面白く無いと断言されているばかりだ。何とも悲しい話だが、それが現実です。

そう見ればアメリカのコミックス実写映画化は比較的行為に受け止められているものが多く見られる。数えだしたらきりがないものばかりですが、そうした中でもある意味期待を裏切るような人気を獲得した映画として『ゴーストライダー』という作品もまた実写化で更なる人気を獲得した作品だ。

ゴーストライダー2について

ゴーストライダーと呼ばれるキャラクターもまた、アメコミヒーローにおいて人気が高い作品となっている。二作品制作されているが、どちらもヒット作としてその名を知らしめている。とはいえ、日本でもそうだが、やはりコミックスのキャラクターをモチーフとした作品ほど批判が集まりやすいものはない。雰囲気を壊さないようにする、そういった節を大事にしなければヒットなどと言える段階ではないからだ。

ただ映画公開されてからだいぶ前の作品となっているので、まずはその中でもまだ日にち的に近い『ゴーストライダー2』がどのような作品かを見てみよう。

ゴーストライダー2のあらすじ

父を救うために悪魔と契約し、その身に宿した復讐の妖精である『ゴーストライダー』によって日々犯罪者などを刈り取るダークヒーローとして活動していたジョニー・ブレイズ。憎しみや怒りに呼応し、彼自身の意思に関係なく顕現する状況に心は段々と苦しめられていく。正当な対価を求めての契約だったが、それが今になってジョニー本人を苦しませるものへと変貌してしまっている。そんな日々を過ごしていたジョニーの前にとある高僧と一人の少年が現れる。

高僧はジョニーに少年を守ってほしいと告げる、理由はジョニーに契約を持ちかけて彼を半悪魔化させた悪魔が彼の身体を次に求める現世の寄り代としているというのだ。少年を無事守りぬけば高僧はジョニーを人間に戻すと約束する。その条件を飲んだジョニーは自身の中に眠る悪魔の力を行使して、少年を守っていく。

やがて目に見える脅威から少年を守り切ったジョニーだったが、待っていた結果は彼の予想を遥かに超える展開だった。

ニコラス・ケイジ主演で話題を博した

アメコミヒーローの中でも人気が非常に高いキャラの一角として知られているゴーストライダー、満を持しての実写映画化となっている。かなり期待されていた、そう言っても良い作品の内容はあのハリウッドスターとして知られている『ニコラス・ケイジ』さん、彼を主役に据えてのものだ。今作は2、つまり以前に前作を制作しての続編となっている。双方ともに評価と期待が高かったからこそ、続きが描かれるのも分かる。

ただ続編を作ったからといって必ずしもヒットするとは限らないのは、日本でもアメリカでも同じこと。続編そのものの企画こそ前作が公開されてから間もない頃に発表されたものの、こちらの2が公開されるまでに6年近い時間が開いている。それまでどういった経緯で動いていたのかをまとめてみると、ざっとこんな感じになります。

ゴーストライダー2制作までの道のり
  • 2007年2月:ゴーストライダー2の企画を正式発表
  • 2007年5月:メフィスト役で出演したピーター・フォンダが再登板を希望
  • 2007年12月:主演のニコラス・ケイジも続投に前向きな意見を発表する
  • 2008年9月:雑誌インタビューで続編に向けてのミーティングが行われる
  • 2009年9月:前作とは違った脚本家を器用
  • 2010年11月:制作開始
  • 2011年1月:クランクアップ
順当とまでは行かなかったが

制作までの道のりについてまとめてみたが、最初から順風満帆で導かれていったわけではないのが見て分かるはずだ。制作してヒットしたから続編もいけると、そう思っての決断だったのかもしれません。制作開始から4年、キャストについては前作から引き継ぐかどうかといった細かな部分まで考えられた。それまでとは違った作品にしたい、そういう視点で動き始めると前作の感触を払拭したいといった観念にとらわれるのかもしれません。

そして撮影が開始された際には新規キャストを除いては、前作から再登板することで丸く収まる。内容については公開された作品を実際に見れば分かるはずだ。

アメリカのヒットケース

アメリカではゴーストライダーも然ることながら、多くのアメコミヒーローたちが実写映画として放送されています。ゴーストライダーのように、根っこの部分は悪でありながら実際には悪党を蹴散らしてその魂を蹂躙するダークヒーローとして描かれています。その姿は日本にはない、アメコミだからこそ表現できる素晴らしさがあふれていた。

また大体が自国の人が演じても違和感がない配役になっているのも一つの要因だ。日本のように日本人とは思えないような髪やスタイル、あるいはそもそも日本人とはかけ離れた存在だったりすると尚の事表現に困るだろう。それでも何とか実写化にこぎつけて公開するが、結果が伴わない作品ばかりとなっている。テコ入れが必要だったりと苦しい現状が垣間見えてくるようだ。

ヒットしているだけまだいい、乱暴な言い方かも知れないが日本の実写映画化による惨状と比べると、ゴーストライダーの方が断然マシと言えるでしょう。